クライミングジムを味わい豊かにご紹介

クライミングジムソムリエ

コラム

PER-ADRA(ペルアドラ)K-01のレビュー

更新日:

皆さんこんばんは、ソムリエです。

最近シューズをよく履き替えていますが、また新しいのに変えてしまいました。

今回はペルアドラのK-01。物凄く今更感ありますが、やっと手を出したって感じですかね。最近では新しいモデルのS-01が発表されたというのに、マジで今更感。でもいいの、気にしない。正直1年以上前に履いて記事にしようかなーと思って以来、引っ張り続けていました。

さて、ペルアドラといえば【日本人による日本人のためのクライミングシューズ】を掲げ、SASUKEでも有名な川口朋広さんが手掛ける、日本で唯一の国産クライミングシューズメーカーであります。今や遠征に行けば誰かしら履いていると言っても過言ではないくらい、多くの方が履かれているシューズかと思います。カラーバリエーションが豊富すぎて、一見なんのシューズ履いているんだろうとマジマジと見たりして、あぁペルアドラかっていうのは本当によくある話。

ではでは早速、ペルアドラについて紹介&レビューをしていきましょう。

 

ペルアドラのレビュー

クライミングシューズ・ペルアドラのレビューをしていきます。

 

シューズの使用素材・特性

まず一重にK-01といっても、実は2種類あります。

国産受注生産モデル:K-01 JAPAN LINE

量産モデル(ベトナム産):K-01 BASIC LINE

 

JAPAN LINE、もっといえば国産シューズが気にならなかった訳じゃないけど、より多くの人が試しやすいであろうBASIC LINEを購入。ついでにペルアドラのオリジナルソックスも売っていたので、そちらも購入。これはまた詳しく後述します。

とりあえずどちらも同じ木型【ラスト】を使用していて、素材も同じなので基本性能は同じということで、簡単にまとめるとこんな感じ。

ソール:Vibram社製 XS-GRIP2

アッパー:JIS企画をクリアした国産人工スエード

ダウントゥ:緩め

ターンイン:緩め

ヒール:浅め

 

以下公式サイトより抜粋

  • 剛性を高めたつま先

ホールドに点で乗り込める「硬さ」と、面で粘る「柔らかさ」を両立させることを目指しました。トゥの先端部分は、アッパーとソールに硬めの芯材を入れて剛性を高め、「掻き込み」などの動作を行いやすくしています。

 

  • 自由なフットワークのために

指の付け根付近から柔らかく仕上げられたアッパーとソールは、あらゆる傾斜に対応します。足首の自由度が高く、フラットなトゥソールも相まって、ハリボテへのベタ乗りやスメアの際にも大きなフリクションを稼ぐことが可能。

 

  • ヒールにフリクションを

ヒールラバーにはVibram社のXS-GRIP2(センター)とXS-GRIP(サイド)を使い分けることにより、ヒールフックのシーンで幅広くフリクションを発揮。

 

実際に履いてみて

前情報で履きやすさと履き心地の良さが評判なのは知っていたので、勝手にエントリー向けのシューズだろうとタカをくくっていました。まぁ、完全な誤解だったんですけどね。

実際に履いてみると、まず足入れの良さとフィット感の高さが印象的。甲の部分には通気性のあるメッシュ素材が使用されており、吸い込まれるように足が入ります。そして膨大な日本人の足型のデータをもとに作られたというだけあって、どの部分も過不足なくフィットしています。トゥボックスは少し特徴的な構造をしており、トゥボックス内で指が握りこまれるような形になるような厚みのある形をしており、その上で緩いターンインがあって掻き込みがかなりしやすいですね。GRIP-2と相まって、強傾斜での足残しも抜群。一番不思議なのは、そんな形状であって全く足が痛くないこと。ホント全然痛くない。コーディネーションで強めに着地しても走っても、全然痛くない。シューズ内での足の形を考えると痛そうなんだけれども、本当に不思議。最近は痛くないシューズばっかり履いていますが、K-01も中々に痛くないレベル高いですよ。2時間くらいなら結構余裕で履いて入られます(多分クライミングシューズをそれだけ履きっぱなしにする人も少数派だと思うけど)。

日本人の足型に合わせたラストを使用しているので、ヒールカップも欧米のシューズと比べて余りが少なく、高いフィット感があるのでとても良い感じ。作りは比較的シンプルですが、このシンプルさがなんだかんだ一番使い勝手がいいヒールだったりします。ヒールのメインの部分を中心に、踵を囲むように合わせられたように作られていると、ボテやスローパーに対しては面で抑えられるし、強傾斜におけるカチへのヒールもお茶の子さいさい。この微妙な段差にうまく引っ掛けられるんですよ。最近のクライミングシューズは一体型だったりなんか余計なボコボコついていたりと微妙に使いにくい感じですが、このオーソドックスな作りのヒールがシーンを選ばないので1番使いやすい。

ちなみにトゥフックは噂通り驚異の掛けやすさ。かなり適当にかけてもかかるし、アッパーが広めに付けられているので、課題によって微妙にかける位置を細かく調整してもソールでしっかり捉えられる。そして何より、エッジの立ったホールドにトゥフックかけても痛くないというのが良いですね。トゥフック掛け過ぎて親指の薄皮が無くなるなんてこともありますが、これにしてからは、どんなに多用して強めに掛けても皮膚が擦り切れるようなことはありませんでした。

踏み感的には公式でも言われているように、硬さと柔らかさが混在した良い感じの硬さ。インサイドもアウトサイドでもしっかり踏めるし痛くない。ジブスも踏めるし、ボテなどの外形したスタンスもしっかり粘るので最後まで踏んで足の力をフルに使えます。母指球から先端にかけての部分がいい具合に曲がるのでジムではかなり使い勝手がいいですが、外のエッジに立ち込むような場面では足が負けてしまうかもやしれません。ジムではこの一足で十分事足ります。

1〜2ヶ月これだけを履いていますが、多分ほとんど伸びていませんね。履き込んでソールが馴染んだ柔らかさはありますが、サイズ感自体はほとんど変わりありません。なので購入の際は、伸びない前提でのサイズ選びをお勧めします。実際ベルクロの締め具合でかなり調整できるので、気持ちゆとりがあるくらいのサイズ感がオススメ。

 

ペルアドラ・オリジナルソックス

さて、ちょっとした余談ですが、カラファテに買いに行ったらちょうどペルアドラのオリジナルソックスも売っていたので、そちらも少し触れておきましょう。

とりあえず公式から引用↓

  • 足とのフィット性を高めるオリジナル仕様

ボディに伸縮性のある糸を採用することで、足全体をしっかり包み込みつつ、薄さと軽さを両立。

 

  • シューズとのグリップ性を向上

力の掛かるつま先・踵部分にはグリップ性の高い糸を採用。シューズ内での滑りを軽減し、力が入りやすい。(フローリング等の図ベリやすい床などでも滑りにくい)

 

  • 速乾性の高い糸を使用し、休憩時にジュースを脱げば乾きやすい
  • 土踏まず部分をメッシュにすることで、運動時の蒸れを軽減。
  • つま先部分をリンキング(縫い代のない仕様)で仕上げ凹凸をなくしたことで、足裏感覚を妨げることなくクライミングに集中できるように仕上げました。

 

そしてもちろん、メイドインジャパン。

ソムリエさん、手汗もさることながら足汗も凄いので、クライミングを始めた当初よりずっと靴下クライマーでございます。なので今まで色々クライミングソックスは色々と買い漁ってきましたが、結局のところキャラバンから発売されているロックスロックスに落ち着いておりました。例えばですよ、どこのとは言わないけど小指のあたりに縫い目が直撃してシューズ内でものすごく痛いわりに高いソックスとか、高性能だけど結構高くて管理が面倒だったりとか、単純にダサいとか色々あるじゃないですか。まぁ結局のところ、性能と値段的にキャラバンのロックソックスが一番優秀だったのです。今回ペルアドラのソックスを買ってみたのは、大体1200円とロックソックスに比べてそれほど高いわけでもなく、結構良いという話を聞いたので、試しに買ってみた次第であります。

そしたらこれがめっちゃ良いんですよ。ビニール履きでもしたかのような驚異的な足入れの良さ。しかもそんな感じにシューズに入るのに、シューズ内では不思議なほどに滑らないんですよ。公式にもあったように乾きも良くて、レストでタバコを吸いに行っている間に結構サラっとしていたりします。値段と性能のバランスもすごく良い。というかコスパ良いと言い切れるくらい。

最近じゃ気合の入った遠征の日には必ずこれを履くようにしています。いわゆるソムリエさんの勝負ソックス。もしどこかでお会いした時に私がこれを履いていたら、あいつ今日気合入ってんなと思ってください笑 今後手持ちのロックソックスが破れ次第、これに切り替えていこうと密かに画策しております。そのくらい良いソックスなので、素足クライマーにも靴下クライマーにも是非試してもらいたい一品です。お値段も1200円くらいと比較的リーズナブルなので、是非お試しください。

 

ペルアドラまとめ

今回はBASIC LINEを履きましたが、実際かなりのクオリティで、このシューズで出来ないことはほとんどありません。踏み感も良いし、ヒールもトゥフックも自由自在。足へのしっかりとした拘束感がありながら、痛みはかなり抑えられているのもとても良い。初心者の方から上級者まで、幅広い層で使える万能さがありますし、ジムでの使用が多い人には特に是非お勧めしたい一足でした。

またペルアドラのオリジナルソックスは今までのクライミングソックスの中で一番気に入っているので、是非試していただければと思います。

少し前からですが、JAPAN LINEのほうも常時受付が開始されており以前よりも注文しやすいので、気になっている方はそちらもチェック。国産でかつ、自分好みの色にカスタマイズ出来るシューズは確かに欲しい。

また、最近では新作のS-01が発表されていますので、今度はちゃんとタイミング逃さないようにそちらも履いてレビューしようと思います。

とまぁ今回はこんな感じで。

それでは皆さん、またお会いしましょう。

 

≫ ペルアドラ公式サイト

 

関連記事

-コラム
-

Copyright© クライミングジムソムリエ , 2019 All Rights Reserved.