皆さんこんばんは、ソムリエです。
ここ最近は茹だるように暑かったり台風のせいで急に涼しくなったりと気温の変化が目紛しい日々が続いておりますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。
私は死にそうです。
毎年毎年夏バテで飯が食えなくなるのですが、その割にトレーニング熱が上がるので最近体重を測ったら3kgほど痩せました。
そしてソムリエの活動を本格的に再開させたら日々記事のことで頭がいっぱいで、仕事してる場合じゃないんじゃないかと思うほどです。
はい、とりあえず元気です。色々忙しいけれど。
さて今日は夏にピッタリ、【涼しいジム特集】を書いていこうと思います。
補足的に細かく言えば、クライミングエリアが涼しい遠征向きのジムって感じで。とりあえずトップ3を厳選し、あとは涼しいと思ったジムを羅列していこうかなと。
正確に細かーく検証したわけではないので、個人的主観に基づく体感温度や印象でチョイス。
今回は特定のジムにフォーカスして書いているわけではないので、お遊び的なお気軽なものとして読んでいただけると幸いです。
と、本題に入る前にジム内の温度を左右する要素について少し触れておきましょう。
ざっくばらんに書き出すと、こんな感じ↓
- 箱の大きさ(クライミングエリアの大きさ)
- 空調設備の規模
- 窓の数
- 立地
- 人の多さ(空間に対する人口密度)
- 断熱材の有無
こんなところが大きく関係してくるかなと。
箱が大きいとが大きいとそれだけで冷やすもの大変で、空調だって家庭用より業務用のものの方が圧倒的に効きがいいわけですし、室内温度に大きく影響を与える窓も少ない方が涼しいですし、2階や3階にあるジムより地下にあるジムの方が冷やしやすいし、人も多く集まれば十分な熱源になるわけです。
すっごく細かいこと言えばエアコンの配置一つでもかなり左右されるのですが、そこまで考えだすと切りがないので今回はスルー。
あとは断熱材。これが無いと夏はサウナで冬は冷凍庫みたいな空間になりますから、超重要。
でも正直、私もそこまで気にしてジムを見ていません。登ることや話すことに夢中ですから、あまりにも暑かったり寒かったりした時や、不意に壁裏を見た時にふと思い出すくらい。
断熱材に関しては私がかなりまばらにしか把握していないので、その有無は考えないものとします。
涼しいジムTOP3
では早速トップ3を紹介していきましょう。
No1.DOGWOOD 高津店
堂々の1位はDOG高津。ここに関しては異論は認めません。涼しいや肌寒いを通り越して、夏なのにかなり寒いジム。
家庭用エアコンで例えるなら、『16度の強風』見たいな寒さ。体脂肪率低めのクライマーにはちょっと寒すぎる…そんなジムです。
早速上記の要素をいくつか無視しております。
窓の多さ、空間に対する人の密度は室内温度を上げるに十分なものですが、空調の力が圧倒的でいつ行ってもキンッキンに冷えております(陽が差し込む窓はそんなに多くないってのもある)。
去年あたり空調を新しくしており、箱の大きさの割に空調のパワーがありすぎて、真夏の昼間でも全開で使用していないと話を聞いた気がする。
実際登りに行って、外で煙草を吸ってから中に戻ると冷蔵庫かと思うほどに冷えていました。なんだったらアップの時以外ずっと寒い。いつも夏に行くとホットコーヒーを飲みたい衝動に駆られます。
まぁ外に出た瞬間に消え失せるんですけどね。この時期登りに行くときは、通気性の良いTシャツを着て行かない方が賢明です。
今まで訪れたジムの中で、ここより冷えているジムはありません。御父兄の方や女性クライマーは上着必須。本当に寒い。
No2.ロッキー新宿曙橋店
2位には新宿ロッキーがランクイン。
やはりロッキーやpumpなどの大手クライミングジムは資本があるので空調などの環境整備にも力が入っており、どのジムに行っても快適に登れます。
中でも新宿ロッキーは地下にあるので、大手の中でも涼しい(というか寒い)ジムであります。
箱が大きいにもかかわらず、地下にあり窓もないので日中でも温度の上昇が少なく、かなり快適に登れます。
喫煙所もエアコンの効いた空間内にあるというのも高ポイント。
こちらもDOG高津程ではありませんが、結構寒い。壁の上部の方に行っても比較的冷えている。
高グレードに取り組み始めて登る頻度が落ち着いてくると、体が冷え気味になってきます。
本気トライのために長めのレストを入れようものなら、冷えすぎたかなという感じ。
冷えすぎたし軽めに登って取り組むかな、でも体力もったいないなとジレンマに陥るのは私だけでしょうか。
その辺の管理が難しいなといつも悩んでいます。
No3.UNDER GROUND
3位はみんな大好きアングラ。上記の要素を全て内包した模範的なジムと言えるでしょう。
箱の大きさとアバウトに言いましたが、厳密にいうなら室内温度を左右する要因としては「箱の高さ」と「箱の広さ」。そして「箱の高さ」は室内温度に直結していると言っても過言ではない要素と言えるでしょう。
単純に高さがあればその分冷やすのに時間やパワーが必要な訳で、同じ体積でも高さがある方が冷えにくいのです。
アングラは比較的高さも抑えめで、地下空間にあるので窓もなく、人でごった返すよなこともないので空調の効きも良く、快適に登ることが出来ます。
また余談ですが、喫煙所も日陰になっているので、夏もでそんなに暑くないのも嬉しいポイント。
本当にアングラの喫煙所好きなんですよ。ビルというか建物の隙間の独特な雰囲気が、堪らなく好き。
この三つのジムは、いつ訪れても間違いなく冷えているので、猛暑日のような日に訪れるといいでしょう。
また以下に紹介するジムも結構冷えていますので、この夏の遠征の参考にしてください。
一つ注意点をあげるのなら、それらのジムを行き尽くしてしまうとやや困った状況になるので、その辺は気温と相談しながら上手いことやりくりして見てください。
では涼しいジムを思いつく限り並べていきます。行ったことのないジムはわからないので、今回はスルー。
- 荻窪pump
- 秋葉原pump
- 品川ロッキー
- 印西ロッキー
- 阿見ロッキー
- グラッパ
- avue
- Bum横浜
- Dogwood調布
- Beborn
- Basecamp tokyo
- エッジアンドソファ松本
以下は夏に行ってないけど、条件や設備的に多分涼しいであろうジム↓
- ロックメイト滋賀大津
- まっくす
- 京都CRUX
ジムは熱くてもいい
ここまで書いていうのもなんですけど、私個人としては暑いジムだっていいんですよ。登ることができるなら。
今でこそロストキャニオンをホームとしていますが、クライミングを始めたのはそれこそ昔ながらのジムで、夏は暑いし冬は寒いし、ちょっと汚いしというジム。
だからクライミング歴自体はそれほど長くないけれど、そういう昔ながらのジムも全然好きですし、それがクライミングジムとしての大本の姿なんじゃないかなとも思います。
だってそういうものだったでしょう?クライミングジムって。
ソムリエという不思議なことをやっているから、一人のクライマーとして一人の客としてジムを見ますし、ジムをジムサイドの視点で見ることもありますし、それぞれの意見は十分にわかるのです。
サウナみたいな環境の中で追い込んでよく熱中症にならなかったねとか、後になってそう笑い飛ばす姿はイカしてるなと思うし、チョークまみれになって帰る姿にクライマーとしての気概を感じるのです。
もちろん暑いと露骨にパフォーマンス下がりますから、涼しくて綺麗な環境の中でクライミングができるのも最高ですよ。そう行った空間の方が新規さんやお客さんへの受けも良いですしね。
だから、どちらの意見も十分に分かるから、登れれば良いんじゃないかなと思うのです。暑いとか寒いとか関係なしに、脳みそ全部をクライミングだけに向けて狂ったように登り倒せば良いじゃない、って思うんです。
あとがき
さて、どうでしたでしょうか。
ここは涼しい、涼しくないって意見はまぁまぁあると思います。自分でも段々不安になりながら書いていましたから笑
とりあえずこの夏の遠征の参考になれば幸いです。ちなみに写真は涼しい感じの全く関係のない写真です。気にしないでください。
それでは皆さん、またお会いしましょう。