コラム

MadRock Remoraの紹介レビュー

皆さんこんばんは、ソムリエです。

今日はマッドロックのレモラのシューズレビュー&紹介です。

 

マッドロックのレモラ

今まで散々いろんなシューズを履いてきて、最近ではどんなシューズを履いてもそこそこに馴染んで使えるので、性能よりもコスパを重視しても良いんじゃないかと思い始めました。外岩の繊細なスタンスを拾っていくという状況でもない限り、そこそこに登れる性能のシューズで十分なんじゃないかと。ましてや私などジム遠征ばかりだし、もっと言えば自分の限界グレードの一本を登れるよりもより多くの課題が登れることの方が重要で、ともすればやはり満遍なくこなせる癖のないシューズの方が良いんんじゃないかと。それにシューズはあくまで消耗品でありますから、3ヶ月も履き続ければあっという間にダメになるじゃないですか。という考えを総合すると、安くて登れるコスパのいいシューズが欲しくなったわけです。そこからいろいろ探して、とある方にオススメされた『レモラ』を買ってみました。

 

きっかけはBJCの土肥君

何年か続けてある程度グレードが上がると何かとハイエンドモデルばかりに目が行きがちで、正直なところ一見エントリーシューズっぽいこの見た目のレモラにはあまり興味がありませんでした。ですが去年のBJCで土肥君が使っていて、この大舞台でそれを使うのかと驚き、それ以来気になっていたシューズ。ぶっちゃけ、このシューズを相当に舐めていました。概ね見た目で。いざ履いてみるとかなり使い勝手のいいシューズで、でもって安いし、非常にコスパのいいシューズだと実感しました。ソムリエさんの調べた限りでは、どうやら最近人気が高まっているっぽくて、いざ買おうとしたら取扱店舗がまず近くにないし、ここにはあるだろうと思ったショップになくて絶望し、ネットで買おうとしても売り切れていたりと探しに探して、結局アマゾンにラスト一足が残っていたので即ポチしました(ちなみにマッドロック クライミングジムには普通に売ってた)。なんとなーく、アマゾンでクライミングシューズ買うの癪なんですよね。何かに負けた気がする。何かはわからないけど。

まぁそんなこんな紆余曲折あって手に入れたレモラはかなり良い調子で、結構気に入っています。ということで、簡単にではありますがシューズのレビューと紹介をしていこうかと思います。

 

商品説明

Remora (コバンザメ) の名が冠された通り、シンセ素材とエラスティックラバーアッパーにより、あなたの足に吸い付くようにフィットするスリップオン・タイプの新作。シンプルなデザインですがフリクション性能に優れる3.8mmサイエンスフリクション・ラバーをソールに使用し、ランド部分にもR2ラバー、つま先にパワーアッパーを配して攻めるムーヴを強力にバックアップ。ビギナーからベテランクライマーまで、レベルを問わず広く使いこなせる優れたシューズです。

Rab公式サイトより引用

 

意外とあっさりとまとまった説明で、しかしこれ以上の説明も不要という感じなので、ここでは私の言葉は控えましょう。

 

実際に使ってみた使用感

さて実際に履いてみると、硬さと柔らかさが絶妙に混在した不思議な剛性がまず印象的。ターンインもダウントゥもないフラットシューズで、指先に至るまでは全体的に柔らか目なので、スメアをはじめとした面で押し当てる乗せ方にはvxiにも似た安心感があります。さすがは3.8mmサイエンスフリクション。ちなみにヘイワイヤー・レモラとサイエンスフリクションのシューズを2足履いてみて感じたのは、おろしたて直後のサイエンスフリクションは然程フリクションが発揮されていないということ。なんか微妙に滑る感じがあって、信じきれない。しかしこれにはやや強引な解決策がありまして、コンクリートに擦り付けるなり、ボテ課題やりまくってソールの薄皮一枚を少し削ってやると、抜群にフリクションが上がります。ヘイワイヤーにてそれを少し感じていたので、今回は早々にボテ課題連打してソール削って30分くらいで調整完了。最初は信じられなかったスタンスも、少し削った後には滑る気が全くしなくなります。

トゥ付近ではアッパーによるしっかりした拘束感と共に自信を持って踏める硬さがあるので、エッジの立った細かいジブスもノーシャドウのようなのっぺりしたスタンスも結構踏めます。掻き込みもかなり強くて、つま先をねじ込めるので強傾斜の足残しも容易で、フリクションで抑える足残しもいい感じ。またアッパーとシューズ自体の柔らかさのためか、トゥフックは掛けやすくて掛けても痛くない安心仕様。強傾斜で振られを止めるためにつま先で壁を蹴っても大して痛くない(結構重要)。ヒールもこれと言って大きな癖もなく普通に使えます。流石にスリッパタイプのシューズなので思いっきり掻き込むようなヒールは脱げそうになりますが、まぁその辺は脱げないように工夫すればどうとでもなります。

また何と言っても何時間でも履いていられる履きやすさが最高。今回はスリッパタイプだったのでジャストくらいのサイズで買いましたが、それでも遠征の最後の最後の場面になって足がむくみ切っていても、全然痛くない。超快適。体はまだ動けるけど、足が痛くてシューズが履けない。なんてことにはなりませんので、何時間でも安心して登りこむことができます。実際超快適で結構な頻度で脱ぎ忘れ、履いたままウロウロして話し込むなんてこともしばしば。

全体的な性能で考えるなら、状況や場面を選ばない使い勝手の良さが非常に良くて、それでいて14000円というリーズナブルな価格なので、コストパフォーマンスの高いシューズと言えるでしょう。

 

まとめ

実際遠征や普段のジムでの登りの中で、『このシューズじゃないとダメだ』と思うことはあっても、『このシューズじゃ足りない』と思うことはほとんどありませんでした。面で乗せても、点や線で乗るにしても十分な性能を発揮してくれますし、フック系の動きも思い描いたように使えるので、非常に使い勝手がいいシューズでした。

前回のヘイワイヤーを履いてみるまで、正直なところマッドロックのシューズに良い印象は持っていませんでした。ドローンとかすごく硬くてヒールの形不思議だし、シャークなんかトゥの部分すごい形しているし、奇抜なシューズばっかりだな〜という感じ。ですがいざ履いてみるとどれもかなりいい感じだし、価格帯もリーズナブルで、レモラのように癖のないシューズも色々あるのだなと認識を改めるに至りました。結構いいんですよ、マッドロックのシューズ。この間の試し履き会で履いたシャークもすごく気になる。昔コブラを履いていたことがあるのですが、どうにも親指のポジションが合わなかったので、それ以来スリッパタイプのシューズとはご無沙汰でしたが、このレモラは本当にいい感じ。マジでなんでも出来る。しかも何度も言うようにすこぶる履きやすいので、初心者から上級者まで誰にでも勧めたいし、コブラで足型が合わないと感じたり、リーズナブルなトレーニングシューズを求めていたり、5.10やイボルブといったアメリカ系の足型の人には特にオススメしたい一足。是非一度足を入れてみてください。

それでは皆さん、またお会いしましょう。

 

関連記事

-コラム
-

Copyright© クライミングジムソムリエ , 2020 All Rights Reserved.