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コラム

浅草クライミングシューズのレビュー・使用感

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皆さんこんにちは。ソムリエです。

今回は『浅草クライミング』を履く機会がありましたので、実際にそれぞれ履いた感想と使用感をレビューしていこうと思います。

 

浅草クライミングシューズのレビュー

欧米のメーカーが殆どを占めるクライミングシューズ業界において、唯一のジャパンブランドとして昨年末に登場したシューズブランド。大きな特徴として踵の小さい日本人向けの木型を作成し用いています。その他の情報に関しましては他で数多く紹介されていますのでこの記事では割愛させていただきます。ここではシューズの話だけにマトを絞って書いていこうと思います。

そもそも何故今回浅草クライミングのシューズレビューを書こうかと思ったかと言えば、知り合いのユースの子達が結構履いていて、それを見た周りの大人達も興味を示し始めていたので、じゃあ社会人クライマーとしてレビューしてみようじゃないかと思ったからです。

すんごく正直な話、浅草クライミングが出来てシューズの販売を始めると聞いた時、警戒感しか抱いているいませんでした。既に欧米ブランドによりクライミングシューズの完成度は非常に高いものでありましたし、日本人の足型に合わせたとはいえ既存の製品を越えるものはないのだろうなと思っていました。多分こういった印象を抱いている人結構いるんじゃないでしょうか。そこから実際に履いているユースの子たちの話や、シューズを手に取り自分で見た印象から、意外と良さそうと思い、ついには自分で履いてレビューを書くにまで至ったわけです。

 

ソムリエのシューズ事情

一応シューズレビューを書くにあたって、私のシューズ事情について少しばかり。

足のサイズは実寸で両足共24.5cm。幅は普通くらい、甲は低め。踵も普通くらい。あまり特徴のない足なのか、なんでも履けます。逆に甲高仕様だったりすると違和感を感じやすい。

使用シューズはEvolveのアグロとFivetenのvxi。基本的に履きっ放しにする事が多いので、サイズ感は少し緩めがお好み。

一応シューズレビューなので自分の足について書きましたが、この件についていつも不思議に思うことがあるんです。足の形もサイズも人それぞれ違うのですから、人のサイズ感なんて聞いたって書いたって仕方ないんじゃないかと思うのですよね。お店に行ったり試し履き会などに行って履かせてもらった方がよっぽど手っ取り早いのではないかと。あと多分歴代の使用シューズのサイズを書いて、このシューズだとこんな感じのサイズみたいな文章たまに見かけますが、いや文章からそんな三次元的なサイズ感想像できないわ、と思うんですよ。少なくとも私には出来ませんが。

 

エントリーモデル:KAGAMI

さて、長い前置きはこの辺までにして各モデルのレビューを書いていきましょう。

エントリーモデルらしくフラットソール。足入れは癖もなく履きやすかったですね。やや不思議だったのがどのモデルもオリジナルの『摩擦ソール』を使用し厚さ4mmとの事なのですが、KAGAMIは随分硬めだなと感じました(多分土踏まずあたりのソールの形状に由来しているかと思われる)。その硬さゆえかやや滑り易いというか、少しだけ足が弾かれる感じがします。

ボテの種類にもよりますがaix.HRT.アンブルくらいじゃ滑りませんでした。面で捉えるような小振りなフットホールドでは弾かれている感じがあり少し不安感がありました。初心者向けと考えればそれ程シビアな足使いを要求されるわけでもないので、その範囲内では十分ボテには乗れるし、立ち込みも問題なし。また履いた印象的に爪先で乗ることを凄く意識させられるので、足使いが自然と身につくようになるのではないかと思いました。シューズが足使いを教えてくれる感じ。初心者に是非お勧めしたい一足ですね。

サイズ感によって差はあるのでしょうが、この『爪先への意識』が結構感動的でした。個人的なイメージですがエントリーシューズなんてやや緩めに履いてしまいますし、爪先への意識というものは全く掴めないものだと思っていたいました。私自身初めてしばらくして爪先で登る事が凄く苦手で矯正するのに随分と苦労したので、こういったシューズではじめれば上達がスムーズかと思います。

浅草クライミングシューズレビュー

 

スリッパモデル:MAGATAMA

KAGAMIから随分とクライミング志向を高めたような一足。履きやすく使いやすい。

アッパーが丈夫な作りの為シューズの剛性が維持され、裏地が不要となり足裏感覚に優れています。裏地がない為なのかKAGAMIに比べシューズ自体がかなり柔らかい。でもヒールカップが小さいお陰でフィット感が良く適度な剛性が維持されているなと言う印象。色々なバランスが絶妙なシューズといえるでしょう。

MAGATAMAからはシューズを変えたからと言って、大きく意識を変えることなく使う事が出来ました。履いてみて思ったのはトゥの作りが凄くいい。裏地が無いので自分の爪先とシューズの先端との間に差が少なく、乗りたいところに乗れる感じ。ヒールはフィット感が良く小振りなので点で掛けるようなヒールは得意な感じ。スリッパモデルなので致し方ない点ではあるのですが、アッパーの部分にベルクロによるテンションが掛からないのとヒールカップが小さくなったので、他のモデルに比べて少しヒールが掛けにくかったですね。掛けにくかったけど、ヒールカップの小ささのお陰なのか脱げるようなことはありませんでした。アッパーの自由度が高く、靴自体が柔らかめなのでトゥフックは掛けやすかった。結構タイトな作りをしているので、大きめのサイズがいい感じでした

浅草クライミングシューズレビュー

 

ハイエンドモデル:TSURUGI

まずTSURUGIを履いてみて真っ先に思ったのはハイエンドモデルなのに癖が少ないと言うこと。

トゥ部分はMAGATAMA同様に非常に高い完成度。インサイド・アウトサイド・爪先の使い分けが容易で、なおかつ面置きからの線起き・点置きがスムーズに移行できる。シューズによってはその辺でやや意識させられる物がありますが、その辺の使い分けがストレスフリーで出来たのでとてもよかった。また驚くほどに滑らない。かなり外形したボテや足にのってもさっぱり滑りませんでした。初めて履くシューズとソールだったので最初はかなり警戒して乗せていましたが、シューズ自体の性能が高いためか裏切られる事もなく、馴染むのも早かった。

ベルクロがあるおかげでMAGATAMAで感じたヒールへの不安感もなく、細かいスタンスも問題なく踏めるも問題なく踏める。個人的にはほんのもう少し硬いほうが好きかなという印象。それくらいしか気になるところはありませんでした。

総合的に非常に使いやすく、まず間違い無い一足。

浅草クライミングシューズレビュー

 

浅草クライミングシューズはハイクオリティ

今回浅草クライミングを一通り履いてみて、全体的に履きやすく完成度が高いことに驚かされました。新興メーカーの最初のモデルということで、実際どうなんだろうなと思っていたのですが、既存の欧米のメーカーに引けを取らないクオリティの高さでした。

個人的にターンインしてるシューズがすごく苦手なので、センターライン(なのかな?)な浅草クライミングのシューズはどれも良かった。みなさんも試し履き会などが近くで行われた際には、是非履いてみて下さい。その完成度に驚き、シューズ選択の幅が増えることでしょう。

それではまたお会いしましょう。

 

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