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阿見ロキ史上一番悪いんじゃないかとさえ思える課題で、兎にも角にも悪い

皆さんこんばんは、ソムリエです。

今回は前回の往訪から全面変わったばかりの阿見ロキにお邪魔して来ました。

最近ロッキーでは2週間ごとにセット替えが行われるシステムになり、正直普段行くロッキの周期以外は、全く追いきれていません。阿見ロキと印西はギリ把握できてる。他はもうどこから変わったのか分かってないです。でもまぁ、2週に一度どこかしらの壁が変わっているので、いつ訪れても新鮮な課題があるというのは良いですね。

 

さてはて、今回も早速課題について簡単に話していきましょう。

現セットで一番古いスラブあたりでは黒い1級が中々ヤバめ。何がヤバいって、序盤のビス足が踏まれ過ぎて育ちに育って、全く踏めないんですよ。スラブでの最終手段、ブラッシングからの信じたフリを使っても全然乗れやしない。すぐ近くにあるSo illの赤ちゃんに思いっきりスネを強打してあえなく敗退。中盤以降のパートからやってもかなり癖の強いバランシーな課題なので、そこからでも十分に楽しい。

入り口付近の壁では青(もしくは黒?)の若草がいい感じ。一見簡単そうな見た目の課題なのですが、その実結構癖がありまして、デュアルからの3手目が案外悪い。デュアルのせいで体を上手く制御できないので、思うように3手目が止まらない。上部も上部で一癖ある課題なので、コンパクトにまとまりつつ、いい感じに楽しめる課題でした。

そのまま右に進んで、右のルーフあたりでは黄色の若草と黒の初段がいい感じ。黄色の若草は結構パワフルな課題で、ルーフパートは体幹にガツンと来ます。お手手の弱いソムリエさんは足を切ったら上まで体力が持たない気がしたので、何が何でも足を切らないと固く決意してやっていましたが、すんごく疲れるんですよね。Kilterのマグロが連打してあるあたりもぐっと惹かれるし、上部のバランシーな感じも面白い課題でした。黒い課題の方はよりパワフルというか純粋な強さが求められる課題で、Flatのsuperstarまでは比較的簡単に行くのですが、そこからの一手が鬼悪。ポジションも気持ち悪いし、ホールドの関係性的にも私の保持じゃそれを抑えきれない。何度かバラしましたが、サッパリ可能性を感じずにあえなく敗退。見た目からものすごく惹かれていたので、悔しい課題でした。

あとはトレ壁の若草の長モノが程良い強度感でいい感じでした。ムーブの強度も保持感も手数も、ついでに言うならそれらと傾斜の関係も、すごくいい感じにまとまっている課題で、休憩前にちょっとヨレたい時とか、手っ取り早く追い込みたい時に最適な強度感。長モノ自体は結構いろんなジムにあったりしますが、強傾斜の長モノというのは案外少ないもので、日々のトレーニングに取り入れたいいい感じの課題でした。普段ロッキーの長モノはあまり触らないのですが、これは中々良かった。

今のセットの中で一番新しいCubeはゲストに塚田遼河君とFLATのずっしーが入っていて、かなりパンチの効いた壁になっております。特筆すべきなのは、やはり黒い若草(1級)でしょう。阿見ロキ史上一番悪いんじゃないかとさえ思える課題で、兎にも角にも悪い。序盤も悪い、中盤も悪い、終盤も悪いとキメにキメまくった課題で、多分通常グレードでも1級は超えていきそうな感じ。特に中盤の回転パートは程々の保持感のホールドで片手ロックを決めねばならないので、十分な強さが求められています。最近遼河君の課題を触れる機会が多かったのですが、悪い課題担当みたいな感じになって来ていますね。最近じゃセッター名に遼河って書いてあったら、とりあえずかなり警戒して触るようにしています笑 保持感は強くフットホールドが深めにある為指先への負荷が更に増え、そこから動き出すムーブも悪いので、そりゃもう悪いわけですよ。まぁ、パワー系のクライマーならそうは感じないのかもしれませんが。遼河君の課題は、栃木県の小山市にある『ボルダリングスペース H』の3週間イベントと、宇都宮市にある『ロストキャニオン』の夏期講習というイベントで触ることができますので、そちらも要チェック。マジでヤバいっすよ。

ともまぁこんな感じでした。また近日中にホールド替えが行われる予定もあるそうなので、最近行っていなかったなという方は是非、足を運んでいただけたらと思います。

それでは皆さん、またお会いしましょう。

 

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