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保持力の上昇とともに痛いと感じていたホールドは痛く無くなるのか?

皆さんこんばんは、ソムリエです。

今回は全面ホールド替えがなされたばかりのRANBOにお邪魔してきました。

前回のG-session課題は、ランボをこよなく愛するものとしてあるまじきスルーをしてしまったので、今回はその分も取り返そうと夢中で登り倒してきましたよ。

今回のセットは100%T中さんセット。ですが今回はいつもより、保持感強め指立てめのパンチの効いたセットになっております。簡単めな課題はそうでもないんですが、1~2級相当の水色テープは結構悪め。保持感強いし、距離感も嫌らしいし、指は立てるし痛いし。RANBOは比較的カチが少なめなイメージでしたが、そんなイメージを覆すような課題が結構ありました。

その筆頭は120度の水色テープで間違い無いでしょう。teknikの四角いカチ(GeoFlats)を傾斜で正面から保持るこの課題。いくら足がいいとはいえ、指先が痛すぎる。意を決して「痛く無い痛く無い」と念仏のように唱えながらトライするも、途中で痛みで現実に引き戻されてしまうのです。とにかく痛かった。昔からの疑問で、「保持力の上昇とともに痛いと感じていたホールドは痛く無くなるのか?」というものがあるのですが、この痛みはその問いに対する答えを持っているような気がします。訪れた際には是非この課題をトライして、痛かったか痛くなかったか教えてください。あとは同じく120度の赤もランボにしては珍しくカチカチな課題と3D壁左の紫のライン。赤い課題はスタートのポジションの悪さに始まり、一手目のいやらしい距離感、その後に続くパートも嫌なポジションだったり足だったりと、非常に癖のある課題で面白いものでした。紫の方は初段で、多少触りましたが全然ダメ。ちっとも手が進められません。なんだかこの壁のこの位置の紫の高グレードは定位置になってきましたね笑

と、ここまでカチ課題を中心に紹介しましたが、全部が全部そういうわけじゃあありませんよ。奥垂壁の黒い課題は足とポジションで登る非常にバランシーな課題で登り甲斐がありますし、3D壁の赤い課題はテクニカルなピンチ課題で、これまた面白い。でもやっぱり、一番楽しかったのはルーフの黄色と紫でした。どちらも水色テープの課題ですが、紫の方はまだ足で随分誤魔化せるので何とか手が進められるのですが、それでも体幹へのダメージがすごい。落とすなら比較的早めに、終盤に触るなら追い込みに最適な良課題。この課題のおかげで完全にヨレ切ることができました。黄色の方は、これはシンプルに悪い。最初はスタートもままならず、2手目なんか止まる気配さえありませんでしたが、試行錯誤の末何とか進むようにはなったけど、上部も一切気が抜けないパワフルで緊張感のある課題となっていました。これこそアップが終わったら真っ先に取り付いたほうが良い課題ですね。ルーフの間手際をバシバシしていくので、パワフル系が好きならこの見た目は堪らないものでしょう。まぁ、この課題を打ち込みすぎるとそれだけで体が終わってしまいそうなので、その辺は様子を見ながらトライしてください。

ルーフの話になったので少しだけ寄り道させていただきますと、今回のセットの最難課題はルーフの2段。T中さんに勧められるがまま普段トライしない2段なんかお触りしたら、体のどこかが吹っ飛ぶかと思いました。超絶ハード。この課題は指が大きくヨレないかとは思いますが、全身にガツンとくるテンションがありますので、強強クライマーの方も満足いく仕上がりかと思います。

とまぁ、こんな感じにいい感じに強度があってバリエーションもあって、紹介した課題の他にも楽しい課題がたくさんありますので、今度の遠征には是非RANBOに足を運んでみてください。

それでは皆さん、またお会いしましょう。

 

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